今回は、サビアンシンボルの
ヘキサグラム解釈の新記事になり
ます。
画像をご覧いただければわかって
いただけるように、二つのトラインの
アスペクトが、逆向きにバランスを
取っています。
頂点上向きのトラインを正トライン、
下向きのトラインを逆トラインと
呼んでいます。
まずは正トラインが
獅子座13度
「揺れている年を取った船長」
射手座13度
「未亡人の過去に光があたる」
牡羊座13度
「成功しなかった爆弾の爆破」
です。
これらはすべて過去を意識するシンボル
どうしだという事です。
これに対して逆トラインが
水瓶座13度
「バロメーター」
双子座13度
「ピアノを前にした偉大な音楽家」
天秤座13度
「しゃぼん玉を膨らませている
子供たち」
です。
これらはすべて未来を意識するシンボル
です。
つまりこの逆向きのトラインは未来と過去
を意識しているものどうしで、対称的に
バランスを取っているという事です。
これがなぜマトリックスなのかといえば、
私たちは、明日への期待や不安という未来
への意識か、昨日の後悔や回顧というような
過去への意識のどちらかである事が多く
現在という時間を最大限に、味わい、楽しみ
充実させて生きる事ができていないと
いう事です。
いつも過去か未来に気を取られていては、
現在を生きる事はできません。
実は、タイムラインの過去から未来へ
一定方向へ流れるという感覚は、左脳の
解読する錯覚の世界だという事なのです。
つまり無限の時空が同時に現在、永遠に
存在しているというのが真実だという事
です。その事は私の神秘メッセージを
読んでいただければわかるようになって
います。
さてそれぞれのシンボルを見ていき
ましょう。また対称的なシンボルも同時
に見ていく事で過去と未来の意識が、
暗示になっているシンボルの比較が
できるようにもなっています。
獅子座13度
「揺れている年を取った船長」
これは、現役を引退した船長が充実した
人生を俯瞰するように振り返り、海を
後悔しながらイキイキとしていた頃の
自分をイメージしているという事
です。
揺れているのは、ロッキングチェアに
でも座っているのでしょうね。
これに対して、逆トラインの対称のシンボル
が、
水瓶座13度
「バロメーター」
です。
つまりこれも世の中の動きなど俯瞰して
読み取るという暗示ですが、意識は未来の
ために役立てようというものであり、過去
を振り返って充実している獅子座の船長とは
対称的になっています。
射手座13度
「未亡人の過去に光があたる」
これは、夫を亡くした妻が世間の目に
触れるようになって、過去に苦労していた
事が知られるようになり報われたという
解釈と、逆に夫を亡くした妻の人間関係
が、知られるようになり過去の秘密が
暴かれるという解釈のどちらにも
とれますが、いずれにしても妻の過去
を意識するという事です。
これに対して、逆トラインの対称に
あたるのが、
双子座13度
「ピアノを目の前にした偉大な音楽家」
です。
これは、音楽家が、自分の曲を新しく
創造するためにイメージしているという
暗示で、未来に意識があるという事です。
牡羊座13度
「成功しなかった爆弾の爆破」
これは、破壊的なエネルギーが不発で
過去のものとなったという事を示して
います。
これに対して、逆トラインの対称に
あたるのが
天秤座13度
「しゃぼん玉を膨らませている子供達」
です。
これは未来を夢見て、希望や期待や
イメージをつぎつぎと思い浮かべて
いる暗示なので、やはり未来に意識
があります。
このように正トラインと逆トラインが
過去と未来の意識という事で対称的な
エネルギーとしてバランスを取っている
というのが、今回の時間のマトリックス
のシンボルの関係だという事です。
そしてこれが、ヘキサグラムのシンボル
の関係が生み出す、マトリックスの
実例の一つだという事です。